みなさんこんにちは 重田勝介と申します 私は教育工学の研究者で今は北海道大学で 大学におけるICTの活用ですとか情報教育など いくつか教育の情報化に関する仕事に携わりながら研究しています 私は大阪大学の出身でして、そのころからですね教育工学の 研究して参りましたが 以前は東京大学におりまして そちらで、この講義でも説明をしていきますオープンコースウェアですとか 大学における教育のオープン化の仕事に 携わってきました では早速ですが 一番最初の講義ということでイントロダクションから 始めていきたいと思います この講義 オープンエデュケーションと未来の学び ではですね インターネット上で広く教育機会を提供する活動 オープンエデュケーションの拡がりを扱います この中にはオープンな教材、Open Educational Resources OERと呼ばれるものですとか そういうものを使った学習コミュニティ また実際に教育活動していくというオンライン講座 MOOC(ムークのようなものがあります 今回の講義の目的としましては このオープンエデュケーションという活動について 深く考えていこうと いうことです 例えばその活動の実態ですとか、活動の背景、 可能性、課題と つまりこういう活動がある種のブームではなくてですね様々な 大学ですとか社会のいろいろな 主体の思惑によって 進められていて また社会における様々な課題に答えていくと いう面もあるわけです そういうふうな背景を押さえながらですね このオープンエデュケーション というこの活動の 現在について考えていきたいと思います この講座はこちらにありますような4週間の 講座で構成されています まず1つ目のWeek1が「オープンエデュケーションとは何か」 ということで このオープンエデュケーションという活動が誕生した経緯と あと現在は行われている様々な活動を事例をもとに 紹介します 次のWeek2が「MOOCとは何か」というところです こちらではですね。先程も若干ご紹介しました MOOCと呼ばれるオンライン講座 これがどういうものか実際どういう事例があるのかということ についてご紹介します 次のWeek3がですね 「オープンエデュケーションが進む 背景と課題」という内容です つまりこのオープンエデュケーションの活動はある種のブームということだけでは なくてですね、様々な社会的課題に答えるような形で 推進されているという いうふうな側面があります それだけではなくてこのオープンエデュケーションの活動そのものにも いろいろな課題があって そういうものを解決しようとしながら推進されていると いう現状です。そういうふうな背景の部分について理解 しようというのが3週間の 目標です 最後のWeek4 「オープンエデュケーションが変える学びと社会」ということで 私はですねこのオープンエデュケーションというのは 未来の学びを変える起爆剤になると考えています そういうオープンエデュケーションが 持っている可能性について いくつかモデルなどを提示しながらですね みなさんと一緒に考えていきたいと 思っています この講座を受講される方は 2つのコースから 自分にあったコースを選んできたことになります 1つ目がこちらのMOOCコースです MOOCコースの場合はオンライン講座のみで 4週間、私の講義 とご一緒していただくということになります その講義を経て最終レポートを提出し 合格者には認定証を交付されると いう仕組みです もう一つのコースが 反転学習コースです 反転学習コースは 先程ご紹介したMOOCコースに加えまして 補修として反転授業を実施します 4週間の講義のあとに参加者は共に集まってオープンエデュケーションについて 考える。要はワークショップを開きまして その時に参加の皆さんとコミュニケーションを 取りながら 学びを深めていただくということです この反転授業を経まして 最終レポートを提出するという 仕組みになっております 講師はこちらの3人です 私、重田勝介が MOOCを担当します 反転授業では 関西学院大学の武田先生 大阪大学の森先生。このお2人に加わっていただいて みなさんと一緒に対面で学んでいくというふうな形 になります