オープンエデュケーションと未来の学び

本講座は終了いたしました。クリエイティブ・コモンズライセンスの下で教材を公開中です。

目的: この講座では、インターネット上で広く教育機会を提供する活動「オープンエデュケーション」の現状について学ぶ。また、オープンエデュケーションが実現する未来の教育と学びの姿を思い描き創造することで、オープンエデュケーションの可能性と課題について深く理解する。

3-1.理解度クイズ

(3 点 満点)

1.オープンエデュケーションが広まる背景やオープンエデュケーションの理念的側面について説明した次の文のうち、適切でないものを一つ選んでください。

  • ① オープンエデュケーションが広まった背景には、大学の社会貢献活動や教育機関の使命などの理念的側面と、教育機関に実際に与えるメリットなどの実利的側面の二つの側面があると言える。
  • ② 発展途上国でオープンコースウェアを活用する人々は、教材が現地語で提供されていないため英語を勉強し、オープンコースウェアを英語で学んでいる。
  • ③ 大学で生み出された「知」を社会に還元する手段の一つとして教材のオープン化が進められていると考えられることもできる。

正解は2です。アジア・アフリカ等の発展途上国では、オープンコースウェアは現地語に翻訳されて利用されています。

2.オープンエデュケーションの理念的側面について説明した次の(ア)(イ)の文の正誤の組み合わせとして最も適切なものを選んでください。 ア)OERなどをもとに作られた教科書のことをオープン教科書というが、通常の教科書と内容の質において差がないものに関しては有料で販売されている。 イ)オープンエデュケーションは、生涯学習として機能する可能性を秘めている。

  • ① ア)正 イ)正
  • ② ア)正 イ)誤
  • ③ ア)誤 イ)正
  • ④ ア)誤 イ)誤

正解は3です。ア)について、オープン教科書は無料公開されているOERを用いて作られ、無償配布されています。