オープンエデュケーションと未来の学び

本講座は終了いたしました。クリエイティブ・コモンズライセンスの下で教材を公開中です。

目的: この講座では、インターネット上で広く教育機会を提供する活動「オープンエデュケーション」の現状について学ぶ。また、オープンエデュケーションが実現する未来の教育と学びの姿を思い描き創造することで、オープンエデュケーションの可能性と課題について深く理解する。

4-5.理解度クイズ

(2.5 点 満点)

1.オープンエデュケーションと大学教育について述べた次の文の中から適切でないものを一つ選んで下さい。

  • ① オープンエデュケーションを通して大学レベルの教育をインターネット上で受けられるようになったことは、大学の学位の意味や価値をもう一度問い直すきっかけとなりうる。
  • ② オープンエデュケーションが大学教育に導入されたとしても、教育者として求められる大学教員としての職能は変わらない。
  • ③ オープンエデュケーションの取り組みによって大学の広報効果が見込まれることは確かだが、どの程度効果があったかを測定するのは困難であるため、常に議論の対象となる。

正解は2です。オープンエデュケーションの導入によって、大学教員は学習支援を行うなどの役割を担う可能性があり、職能は変化していくと言えます。

2.オープンエデュケーションの大学教育導入モデルについて述べた次の文の中から適切でないものを一つ選んで下さい。

  • ① トップユニバーシティーはMOOCを公開することで、大学広報や学生の募集など、教育をオープン化することの副次的効果を享受しやすい。
  • ② OERやMOOCを大学教育に活用する方法はオープン教科書の導入程度に限られ、反転授業を導入したとしても学習成果の向上は見込めない。
  • ③ 複数の大学がオープンエデュケーションに取り組み教材を共有することで、教育内容の多様化や質向上が見込める。

正解は2です。OERやMOOCを反転授業の教材として実際の大学教育で用いることで、学習効果の向上が期待されています。